肺気腫症状の原因と治療

SponsoredLink

肺気腫症状の薬

肺気腫症状と診断される場合、肺の状態が良くないので病院で診察を受けて判る場合が多いのですが、症状により内科的治療が開始されますが、治療は禁煙などの指導から始まり、運動を行って肺機能を向上させたり、症状を改善するような薬による内服治療も必要なら並行して行われます。

 

肺気腫になりますと、喫煙などにより肺の組織である肺胞が破壊され、肺が膨らみ、横隔膜運動が正常に行う事が出来なくなることで咳や痰、息切れなどの症状が引き起こされます。

 

階段の上り下りや歩いただけで息切れが起こってしまう状態では、日常生活もままならない状態となり、症状が重くなってきますと、じっとしていても息苦しくなってくるので、その症状を軽減するために薬を用いますが、肺気腫に使う薬は対症療法として処方されるものになりますから、薬が根本的な治療を目指しているものではないことを理解しておく必要があります。

 

肺気腫の治療で使われる薬は、気管支を広げて空気の通り道を広くする気管支拡張剤や粘りのある痰や分泌物を気道から出しやすくする去痰剤が主に使われますが、他にも、風邪や肺炎が起こった際に感染に対して使われる抗菌剤、肺気腫で膨らんだ肺によって圧迫された心臓の働きを助ける強心剤などの薬も使われることがありますし、喘息発作の際に見られるようなゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴を呈する場合や、呼吸機能が著しく悪いと判断された場合には吸入ステロイドが使用されることもあります。

 

気管支拡張薬には、吸入薬である抗コリン薬(スピリーバ等)と吸入薬、内服薬、貼付薬として用いられているβ2刺激薬(セレベント、ホクナリンテープ等)がありますが、喘息とは異なって肺気腫には抗コリン薬の方が有効だと言われていますが、薬は対症療法でしかありません。

 

肺気腫は、初期に発見して呼吸を十分にサポートできるように呼吸リハビリや運動を行なっていくことで症状の出方を抑えることが可能になる疾患で、薬は一助でしかありませんので、肺気腫症状を理解して自ら積極的に進行を食い止めることが重要となります。

SponsoredLink

お問い合わせ