肺気腫症状の原因と治療

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肺気腫症状と看護

肺気腫は一度患ってしまいますと生涯、長期的に付き合っていくことになる病気で、糖尿病のように根治の難しい病気ですから、肺気腫となった場合にはしっかりとした看護計画を立てて、症状が悪化しないようにしていかなければいけません。

 

糖尿病と違って恐ろしいのは、肺気腫には命の危険があるということですので、危険性を知らなでいますと、初期の肺気腫であると診断されても高を括って治療をおろそかにしてしまい、症状を悪化させてしまうケースがあります。

 

肺気腫の看護で最も大切なのが解剖や病態の理解はもちろんのこと、禁煙に対する意識付けとサポートになりますが、肺気腫の確たる原因は不明とされていますが、肺気腫になった方の8割が喫煙者ですから、喫煙が肺気腫の原因であるのは間違いありません。

 

本人の自覚で率先して治療を行えばいいですが、禁煙ともなれば、本人の努力だけではどうにもならない部分も出てきますし、タバコはニコチンによる中毒症状が出ますので、中毒症状に我慢が出来ずにタバコを再開してしまうという事も多くありますので、肺気腫の看護は、まずは禁煙ありきであると考えて間違いありません。

 

肺気腫は症状が徐々に進んで変化しますので、変化の時々の情報収集を的確に行い、症状に合った看護を行なっていくことが大切で、軽度、中度の肺気腫の症状の場合には、禁煙の他、運動を行い、酸素吸入量を増やすことで症状の改善を図っていきますが、息苦しさや咳で、食事が上手く摂れず体力が落ちていくこともあるので、バランスのよい食事を1日に5〜6回に分けて摂るよう指導します。

 

肺気腫症状が重くなり、常時息苦しさが続く場合には在宅酸素療法となった場合、指示された酸素の流入量や使用時間を徹底するほか、火気の取り扱いへの配慮も行うようにして、分かりやすい資料を準備しておきますと、指導がしやすくなります。

 

肺気腫になりましたら感染症を予防することに留意する必要がありますが、風邪やインフルエンザを患ってしまいますと、肺炎を併発してしまう可能性が高くなりますが、肺気腫の患者が肺炎になりますと、重篤な呼吸障害が残ることもあり、死に直結することもありますので、感染予防のための看護は常時遂行していくことが重要です。

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