肺気腫症状の原因と治療

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肺気腫症状の検査

肺気腫であるかどうかは、医師の診断によって決められますが、診察自体も症状を確認するだけのものではなく、しっかりと検査をしたうえで肺気腫であるかどうかを判断します。

 

肺気腫の診断をするための検査は、呼吸器科で行なっている胸部レントゲン検査、気管支造影検査、呼吸機能検査、胸部CT検査、血液検査などが行われます。

 

本来なら、肺の組織を採取して病理学的に肺胞の破壊を認めてから、肺気腫と診断を下すのですが、肺組織の採取は非常に負担の大きな検査となってしまいますので、比較的一般的な検査結果を踏まえ、総合的に診断するというのが一般的になっています。

 

胸部レントゲン検査では正面と側面からの撮影を行いますが、ビア樽状胸郭と呼ばれる胸郭の変型が見られるのが肺気腫の大きな特徴で、息苦しいため肺が必要以上に膨らんでしまっているために、心臓が両側から圧迫されているような滴状心という状態で写真に映ることが多くなります。
肺気腫症状の検査は心臓だけでなく肺の下にある肝臓も圧迫していることもあり、肺胞が破壊されていると、X線が透過するのも肺気腫の特徴です。

 

気管支造影検査では、肺胞が破壊されている像が全体的に見られるのが肺気腫の特徴です。
呼吸機能検査では、肺気腫に特徴的な機能低下や、肺の中から上手く呼気が行われない残気量の増加が見られます。
胸部CT検査では、肺胞が破壊された像である数mm大の気腫病変が多く確認されるのが特徴です。
血液検査では、血中酸素濃度の測定を行い呼吸によって全身にどのくらいの酸素が行き渡っているかどうかを判断します。

 

気管支造影検査や呼吸機能検査、胸部CT検査、血液検査のデータがそろえば、肺組織を採取せずとも肺気腫の診断をつけることができますし、肺気腫の検査を受診し、肺気腫と診断された場合には治療が始まります。

 

肺気腫症状は一度かかってしまうと、治療しても完治しない病ですので、現状維持か、悪くなっていく症状に合わせた対症療法を行うことになりますので、喫煙をしない、あるいはタバコの煙を避けるなどして予防することがベストであると言えます。

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