肺気腫症状の原因と治療

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肺気腫症状と肺炎

肺気腫症状を発症している場合に避けたいのは、肺炎になることで、肺の病気として最も身近な肺炎ですが、肺気腫にかかっている場合に肺炎になりますと死に至る場合もあると言われます。

 

肺気腫の主な原因はタバコや排気ガスなどの有害ガスを吸ってしまうことにあり、喫煙などの結果、肺組織である肺胞が破壊され肺が膨らみ、十分な横隔膜運動を行う事が出来なくなる状態が起こり、息苦しさという症状を呈しますが、破壊された肺胞は二度と治ることはありませんから、生涯、肺気腫の症状と付き合っていくことになります。

 

風邪を引いたときなどに免疫力が低下した状態では、細菌に対しての免疫機能が十分に発揮されずに肺炎となることは多いですが、肺気腫の場合もこの細菌性の肺炎にかかるリスクが大きくなってしまいますし、肺気腫になりますと肺組織が破壊された状態になりますので、細菌の感染しやすい環境となっているために肺炎になる可能性も高くなります。

 

肺気腫はそれだけでも息苦しい症状の強い疾患ですから、肺炎になってしまうと更に苦しくなり体力が消耗していき、肺炎が治っても、今度は体力が元に戻るのに時間がかかることもあり、その間に肺気腫の症状が進行してしまうことも多々あります。

 

肺気腫の高齢者が肺炎になってしまうと、せん妄になりやすくなり、どうしても入院中は家とは違った環境となるのに加え、肺気腫に肺炎というストレスが原因となって見当識障害を起こし、ひどくなりますと、大声を上げて暴れる場合もあり、怪我の原因となってしまうこともありますが、鎮静剤などは呼吸も抑制してしまう働きがある薬が多いので、肺気腫の患者には使うことができません。

 

肺気腫を患っている場合には肺炎の予防を行うことが重要で、肺炎予防のためには、風邪を予防するときのようにうがい、手洗い、歯磨きなどで口内の清潔度を保つこと、マスクを常用すること、インフルエンザなどが流行ったらワクチンの接種をすることなどが有効になります。

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