肺気腫点滴療法
肺気腫の治療法は未だ確立されていない病気ですし、根本的に治すことのできない病気であるため、症状を抑えるための対症療法が主だった治療となります。
肺気腫の対症療法の一つとして知られているのが点滴療法と言われるもので、肺気腫の点滴療法で使われるのが過酸化水素を点滴する方法とオゾン療法と言われるものになります。
過酸化水素点滴とは、点滴のブドウ糖に過酸化水素を混合して点滴する方法で、現在ではガン治療などでも積極的に行われている治療法で、副作用が少なく、高圧酸素療法と同程度の効果を得ることが出来るとして、がん患者の他、狭心症や動脈硬化の患者にも用いられる治療法になります。
肺気腫点滴療法で用いられるのがオゾン療法と言われるもので、こちらも点滴によって行う治療法になりますが、過酸化酸素点滴とは違い、点滴するものは自分の血液となり、ヨーロッパで盛んに行われている点滴治療で、イギリス女王であるエリザベス女王の母がオゾン療法を受けた結果、大病を患うことなく長寿を全うしたことで一躍注目を集めた治療法になります。
オゾン療法は200cc程度の自分の血液を採取し、自分の血液にオゾンガスを混合してオゾン化した血液を再度点滴で体に戻すという点滴療法で、点滴する血液は自分のものであるため、感染症などの心配もなく、安心して行う事が出来る治療法となります。
過酸化水素点滴療法もオゾン療法もどちらもがん患者を始め、様々な病気に対して効果が見られるとされている治療法で、特にオゾン療法は免疫力強化、殺菌効果などもあるため、肺気腫治療のほか、様々な病気の予防としても利用する事が出来ます。
特に肺気腫の対症療法では生活習慣病などは悪化の原因となりますので、対症療法のほか、生活習慣病予防を目的に点滴療法を行う場合も多く、過酸化水素点滴もオゾン療法も肺気腫の治療を行っている病院などで話を聞くことが出来るため、検討するのであれば医師と相談をした上で決める必要があります。